KA法の練習会に行ってきた。
KA法の練習会に行ってきた。ひさしぶりのUXブログである。
日も経っているが、覚えている範囲で書いておこう。
さて、この日、僕は別の技術的な研究があって徹夜であった。僕は「忙しい」と言わないように努力しているが、思わず「忙しい」とつぶやいているほど、最近楽しいのである。
それで、徹夜で参加したのにもかかわらず、とても良い学びができた気がする。しかし、やっている間は渋井顔をした浅野先生がずっと脳内にいて、「まだまだだな、はなだくんは~」って言われいる気がする。
さて、書いていこう。
着いたときは、まだまだ、会場はがらんとしていて、会場設営から始めた。机を5つ並べて、模造紙があった。
さてさて、いつもどうりヨシカワさんの説明。説明というか若干、講義である。ずっと先生やっているからねぇ。
さてさて、ワークショップをやる。最初に、インタビューの調査の結果などから、カードをまず作成する。カードには、出来事、心の声、価値を書いていく。
KA法の練習シートがあってまず、カードの書き方を学習した。なんというか、ここで出来事だけを読んで、「自分に置き変えて考える」ってのはあんまり良くなくて、ユーザを意識したほうがいいんじゃね、的はことをしゃべった気がする。
カードの出来事はあくまで、その人のインタビューした結果である。そして、「心の声」というのは、そのユーザの内面を「そのユーザの言葉で」書いていく。これがまず難しい。
そして、「ユーザの言葉」から「価値」を書いていく。これは、僕は「翻訳」作業のように思っている。「ユーザの言葉」というを自分たちの言葉に「翻訳」する作業である。
カードがたくさんあって、書くのが大変だった気がする。時給が出ると思った。
次に、カードをグルーピングして、「価値マップ」をつくって行く。
この作業が大変だった。やっぱりグルーピングして行く。「似たようなもの」を探す。カテゴライズではなく、「似たようなもの」である。表面ではなく、その背景を考える作業だ。何が大変かといえば、枚数は忘れたが、60枚だっけ?を似たようなものを探す作業である。ある1枚と似ているものを59枚のうちから選んで行かなければならない。
そして、ある程度まとまったら、そのグループに対して、上位の概念を入れていく。これが難しい。しかし、僕は一番クリエイティブな作業だと思う。上位の概念は抽象化しすぎると意味がない。最大の抽象化は「幸せになること」と書けるからね。
なんとなくコツが掴めてきた感じがする。あくまで、この抽象化は「誰でも思うこと」ではなくて、「その人(ユーザ)が思うこと」に関する抽象化である。だから、価値マップが書いたときに、ありきたりなものではなく、その人ユーザの独自性みたいなものがなければならないと思う。人間を理解するって難しいな。
さて、まとまって、価値マップを作成したら、発表である。
いろいろ聞いていて、思うことは、同じデータを活用している筈なのに、チームによって特色が出ることが面白い。着眼点が違う感じがした。みんなでやると、ぼんやりと見えてくるものがある。
最後に、ヨシカワさんが、「結果ではなくて、みんなでやること自体が大事」って言うてたけどその通りだと思うんですけど、まぁけど、結果を出さないとダメだよねって、グルグル思っているところです。
みんなでやって「ユーザのこと分かってなかったわ」と言うてもわらないと、ダメなんだろうなという感じです。カンタンじゃない。効率ではない。非効率で難しいものです。
だから、コミュニティで、いろいろ共有できたらなーと思っているところです。 まだまだ、勉強しますよー。