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「当たり前品質」を追い求めすぎている

とりあえず、最近の思いを書く。これは、同時に僕自身のエンジニアリングとしての自戒でもある。ただ、スタートアップエンジニア以外はどーでも良い話かもしれない。

(注意) 推敲とか読み直しとか、そんなことしてないので、誤字脱字やら、読み辛い文章かもしれないが悪しからず。

(追記) 誤字脱字だけ直せと指摘され友人に言われたので、それだけ直した。それにしても読みにくい文章だなぁ。

(追記2) なんかMVPって当然の様に言ってますけど、Minimum Viable Productってことです。エリックリースの「リーンスタートアップ」に買いてあるアレです。"Minimal Viable Product(MVP)とは、必要最低限の機能のみを持つ製品" ということです。寧ろ僕は、"製品"って言葉があんまり良くなくて、"サービス"って言い変えた方が良いのでは? と思っています。

MVPが過剰すぎる!!

最近、リーンやら、グロースハックやらを、なんか凄く勘違いしている人が多すぎると僕は思う。 なぜなら、MVPの意味すら、間違っているからだ。

MVPというのは、僕等が実現したい価値の一番コアな部分を人に示すサービスなのだ。ってのは、みんな分かっているとは思うのだけど、「MVP」というにはあまりにもプロダクトがデカいモノが多いのだ。

正直、 MVPを作るのに、3ヶ月掛けるスタートアップとか意味が分からない 掛け過ぎだ。違う。それは全く以ってMVPでは無い。MVPってのは、そーゆーのでは無いのだ。僕の感覚ではMVPは3日あれば作れる。

そもそも、最近、なんでみんな、MVPにそんなに時間を掛けるのか最近理由が分かってきた。エンジニアに傾向が大きいのだが、「当たり前品質」をみんな追い求めすぎているからだ!

当たり前品質を実現する意味あんの?

MVPに 「当たり前品質」なんて必要ないんだよ!

「軽快に動いて当りまえ!」「いきなり落ちるなんて言語道断!」「不安定なんて言語道断!」

それは当たり前だ。普通の製品ならな...

たとえばスピードの話

高速化の話なんて、エンジニアみんな大好きな話なんだけど 「Amazonはページの反応が0.1 秒遅くなると、売り上げが1% ダウンする」とか 「Googleのページ反応が0.5秒遅くなると、アクセス数が20%ダウンする」とかね。

それを意識しちゃって、みんな最初から「高速化」しようとしてチューニングしようとする。そして、無駄に工数を裂いている。「スピードが保証されて無いと、UXの話題なんてありえない!」とかね。そういうこと言うのだ。

いやいや、それって、アンタのサービスにも同じ事言えるか検証したことあんの?って聞きたい。そもそも、 そーゆーのってアンタのサービスで検証したことあるの?

GoogleAmazonはそうかも知れないし、大企業のwebサービスだったらそうかも知れない。いや、一般論的にそうかもしれない。

けれども、アンタのサービスって、そのチューニング効果って、それを実現したコストに見合うだけのユーザの喪失を防げたの? いや、そもそも、他にもサービスを改善するコストの報がそのサービスのユーザの獲得に有益なのでは無いの? UXってスピードだけじゃないよねぇ?

アンタの言う「最低限スピードにかけるコスト」よりも、見合う製品のカイゼンってあるんじゃないの? みんなスピードに命掛けすぎじゃね?

当たり前品質を達成すべきプロダクトなのか?

他にも、「当たり前品質」として上げられるのが、セキュリティ、安定、スケール...etc 確かにこれらは、製品の品質とやらには重要なのかもしれない。これらを、上げて、ひたすらDisっても良いが、まぁ、大体似たようなDisりになるので、やめておく。

昔、こういう意見があった。

「まずMVPが無いと、製品の価値って分からないよねぇ...」

いや、違うんだ。「当たり前品質を達成するぐらい価値のあるプロダクトなのか」をまず検証しないといけないんだ! それがMVPなんだ。

じゃあ、仮に、新しいプロダクトで、当たり前品質をがんばって実現したとしよう。そしてプロダクト自体の「コアヴァリュー」自体が糞みたいなモノで、だれもユーザが寄り付かなかったとしよう。そうすると、いままで「当たり前品質を達成するためのコスト」が無駄になるのだ。MVPの開発に3ヶ月のコストが全部無駄になるのだ。

リーンやグロースハックはできるだけ顧客との対話を産み出すことに意味がある。そうすることに寄って、サービスの自身のコアヴァリューの検証ができるのだ。だから、MVPの開発に時間を掛けるってのはユーザとの対話の機会をその分喪失することになるのだ!

不安。だが、素早くMVP出すのだ。

エンジニアだと不安に思うのだ。「自分の所為でサービスが止ったらどうしよう?」とか「SPOFがあって冗長化したいけど...」とかね。実際、良いエンジニアほど当たり前品質に到達してないと不安になるのだ。それはエンジニアの性である。

しかし、もしリーンやグロースな開発をしたいのであれば、それでもMVPを出して対話をし続けるべきなのだ。だから、そのような不安をコントロールして、チーム全体でそのような不安カバーするマネジメントが必要だと思うし、チームの個人、個人も、その不安を抱えつつ、MVPをリリースするのだ。そして大体のMVPはそのような不安は杞憂に終わる。なぜなら、大半のMVPは、価値が無いからだ

ただし、もし、何らかのブランディング戦略を考えないといけない場合は違うだろう。そういった企業でMVPを出せばブランドイメージを大きく損なう可能性があるからだ。しかし、スタートアップなんてそもそもブランディングイメージなんて無いのだ。なんで、MVPを出して価値検証した後に、しっかりとブランド戦略を考えれば良い。

スタートアップである我々はある意味、ジャンク品を作っているのだ。スタートアップはジャンク品を買う趣味のある人々をまず相手にしないといけない。人柱になる人達だ。ある意味MVPってのは、そういうスキモノ人種ですら買わない製品かどうか?を測るのだ。それをしないのは「スキモノ人種ですら買わないかもしれないリスクがあるのに、当たり前品質を達成するコストを掛ける」っバクチを打ってことだ。

もしそういうバクチをするだけの自信があればドウゾ。それで成功する事例なんていくらでもあるし、ぶっちゃけ、スタートアップは必ずリーンや、グロースハックっで無ければならないわけでもない。むしろ、日本ではそうで無い方が出資を受けやすい気もするしな。(多分、聞いた話だけだけど、シリコンバレーとかだと、最近ではそういうのはアリエナイだろうが。)

ちなみに、そのジャンクを買う人達ってのは、アーリーアダプターと呼ばれたりするのだが、それは後の話にする。

結局のところ、スタートアップというのは少人数でやるところが多く、それだけ開発に時間を掛けるってことは、それだけユーザとの対話を減らすことになる。リーンでやるためには、エンジニアがジャンク品を売る勇気を出すしかないのだ。